理事長挨拶
 組合員の皆様、こんにちは。「長野県退職教職員互助組合」理事長の松本道明です。
 今年で創立55年目を迎えた退教互は、これまでの歴史の中で今一番大きな転換期を迎えています。
 2017年度、2018年度の二年間は、これまで継続してきた諸事業や経営方法を見直し、残すべきものは大切に残し、変えるべきところは思い切って変え、新たに必要なものは積極的に取り入れるという手法で「改革」を進めてきました。
 2019年度は「検証と充実」「リニューアル」「財政基盤の安定化」という三つのキーワードを掲げ、これまでの諸事業を検証しつつさらなる充実を図る、継続事業をリニューアルしたり場合によっては廃止する、退教互財政を安定させるための新たな事業を進める、そんな年度にしたいと考えています。

 すでに進めている取組みをご紹介します。
 (1)2018年度末より稼働を始めた「退職組合員資格取得支援システム」をさらに使いやすくするための改良を進めています。
 (2)「医療費のお知らせ通知」の活用を拡大します。
 (3)公立学校共済および現職互助組合との連携による「退職準備説明会」を8月の夏休み中に開催します。
 (4)高校教職員限定の「高校特別加入キャンペーン」を9月から始めます。
 (5)特別給付を廃止します。(2020年度より実施)

 今後できるだけ早めに進めていきたい取り組みを紹介します。
 (1)会計年度職員の加入対応について検討します。
 (2)定年制延長の動きを注視し、給付のあり方等を検討します。
 (3)OCRと人工知能の活用により業務の自動化・省力化を図ります。

 退教互を取り巻く社会情勢は依然として厳しい状況にありますが、お陰様で、現時点では療養給付をメイン事業とする共済事業や貸付事業(一般・教育)は順調に推移しています。また退教互の資産状況はゆっくりではありますが増加しています。しかし日銀のマイナス金利政策により、資産運用状況は厳しさを増しているのが現状です。
 今年4月1日現在で、退教互の組合員数は約22,886人(現職11,372人、退職11,514人)となっています。現職組合員数は、新規採用者の減少により減少状況が続いています。
 今後も、財政検証状況や業務推進状況等については、ホームページや「退教互だより」で随時発信していきますので、ご意見・ご要望などをお寄せいただければ幸いです。
 退教互は、退職後も元気で頑張る先生方を応援する互助組合です。「自分が元気な時は必要とする方に使っていただき、自分が必要になったら遠慮なく活用させていただく」これを合言葉にご活用いただければ幸いです。
 今日のように厳しい時代だからこそ、半世紀前に先輩方が「自己は他によって救われ、他は自己によって生きうる」という連帯と互助の精神に基づいて設立された退教互は、一層その輝きを増すのではないでしょうか。
 これから先も「退教互の将来設計図」を皆様にきちんと示しながら、どのように経営を進めていくか丁寧に説明をしていきたいと考えています。今後とも皆様のご指導・ご支援をよろしくお願い申し上げます。

2019年7月吉日
一般財団法人 長野県退職教職員互助組合
        理事長  松本 道明